お米ができるまで
清水農園の一年をご紹介します
4月:田おこし
豚糞に、もみ殻などの有機質を混ぜています。
養豚農家から分けてもらった時間をかけて熟成させた完熟堆肥を、田んぼに運び入れて打ち込みます。
5月:種まき
育苗に種をまいて、苗を育てます。
安心・安全な状態で健康的な苗を育てる方法を取り入れております。
6月:代掻き・田植え
肥料と土がしっかり混ざるように、柔らかく田をおこしてから水を張り、土が均等になるようにならしていきます。轟渓流から流れる清らかな水の水田がおいしいお米作りの礎となります。
7月:中干し
茎が出始めたころに、水田の水を抜いて土を乾かします。
根をしっかり張らせるために、土の中に酸素を取り入れていきます。
穂が出る前にしっかりと中干しをして根を丈夫にして、追肥をしっかり吸収できるように育てます。
こうして茎が増えすぎるのを防ぎ、それぞれの稲一本いっぽん均等に養分が渡るようにします。
7月:草刈り
丈夫な稲に育てるために、水田に発生した雑草たちをこまめに刈ります。
これによって害虫が住み着くのを防ぐこともできます。
また、稲が病気にならないために最小限の化学肥料を使用して、体に優しく丈夫な米作りを目指します。
8月:追肥( 2回)
稲の生育を観察しながら出補時期を予想して1回目の追肥を行います。
稲穂が出揃ったら田んぼ全体で生育が遅い場所に少し多めに振りながら2回目の追肥を行います。
この時期の追肥は食味を良くするために重要なので、一度にたくさんを与えず少しずつ手で蒔きます。
9月:水管理
お盆過ぎは、穂が出る時期です。
そのため、一番大切な時期になります。
稲穂が出たら、田んぼ全体に水がしっかりかかるように見回ります。
水温が上がらないように水はかけ流しです。
水を多く与えすぎないようにすることが重要です。
この時期の作業はお米の食味にも関わりますので、慎重に行います。
10月:稲刈り
こちらは、遠赤外線乾燥機です。
熱風式乾燥機と比べて、ゆっくり時間をかけて乾燥します。
そのため熱風式乾燥機よりも自然乾燥を行った状態に近くなります。
また、籾すりでは2回網を通してふるいにかけております。
色彩選別機で未熟米や虫に食われたお米や異物を取り除き、粒ぞろいな良品なお米に仕上げていきます。